数学/統計/物理
著:ジョセフ・H・シルヴァーマン
訳:鈴木治郎
刊行:2007年4月
ページ数:436
税込価格:3,570円
ISBN10:4894714922
ISBN13:9784894714
本書は、研究者としても教育者としても著名なブラウン大学のシルヴァーマン教授による、文系学部生をも対象とした数論の教科書です。高校数学の初歩程度の知識だけで、数論の面白さを経験しながら、数学的に考える方法を身につけられるよう、丁寧に構成されています。具体的には、ピタゴラス数、素数、フィボナッチ数、ガウス整数など、さまざまな数の不思議な性質と魅力を取り上げ、また数論の応用である暗号や、最後はフェルマーの最終定理にまで言及します。各章末には練習問題もあります。
本書の「はじめに」で紹介している訳者ホームページのアドレスが変更されています。以下に現在のアドレスをリンクしていますので、ご参照ください。http://ehr
目次
はじめに
訳者まえがき
この本について
第1章 数論とは何ものでしょう?
第2章 三平方の定理とピタゴラス数
第3章 ピタゴラス数と円周上の点
第4章 高いべき指数とフェルマーの最終定理
第5章 割り切れる関係 ― 整除性と最大公約数
第6章 一次方程式と最大公約数
第7章 素因数分解と算術の基本定理
第8章 余りを調べる ― 合同式
第9章 合同式,べき乗,そしてフェルマーの小定理
第10章 合同式,べき乗,そしてオイラーの公式
第11章 オイラーのφ関数と中国の剰余定理
第12章 数の原子 ― 素数
第13章 素数を数える
第14章 メルセンヌ神父の素数
第15章 メルセンヌ素数と完全数
第16章 平方を繰り返して法m のべき乗を計算する
第17章 法m でk 乗根を計算する
第18章 べき乗,べき乗根,そして解読不能な暗号
第19章 素数判定テストとカーマイケル数
第20章 オイラーのφ関数と約数の和
第21章 法p でのべき乗と原始根
第22章 数論世界の対数 ― 原始根と指数
第23章 法pでの平方数
第24章 pを法として-1 は平方数ですか? 2 はどうですか?
第25章 平方剰余の相互法則
第26章 どの素数が平方数2 つの和となるのでしょう?
第27章 どの数が平方数2 つの和となるのでしょう?
第28章 方程式X4 + Y 4 = Z4
第29章 平方数と三角数再び
第30章 ペルの方程式
第31章 有理数で実数を近似する ― ディオファントス近似
第32章 ディオファントス近似とペル方程式
第33章 数論と虚数 ― 人が生み出した数
第34章 ガウス整数と素因数分解の一意性
第35章 分数で表せない数 ― 無理数と超越数
第36章 数を並べる法則 ― 二項係数とパスカルの三角形
第37章 フィボナッチのウサギと線形回帰数列
第38章 おお,なんて美しい関数だこと
第39章 連分数のでんぐり返り世界
第40章 連分数,平方根,そしてペル方程式
第41章 数列を生む式 ― 母関数
第42章 べき乗の和
第43章 三次曲線と楕円曲線
第44章 有理点をほとんどもたない楕円曲線
第45章 pを法とする楕円曲線上の点
第46章 pを法とするねじれ点集合と悪い素数
第47章 p欠乏の上限とモジュラー性のパターン
第48章 楕円曲線とフェルマーの最終定理
参考図書
付録A 小さな合成数の素因数分解
付録B 素数表
付録C 微積分学に関する補足
付録D ギリシア文字一覧
正誤表
原著者
Joseph H. Silverman
B
専攻:数論、楕円曲線論、Diophantin
訳者紹介
鈴木治郎
信州大学全学教育機構教授
専攻:実験整数論
著書
「ルディー・ラッカー著『ホワイトライト』」(ハヤカワ文庫SF)の解説,「数学教育におけるコンピュータ利用」(『学びとコンピュータハンドブック』(東京電機大学出版局)所収)ピアソン桐原(旧ピアソンエデュケーション)より、「Excel で実験する統計学 第2版」,「Excel で楽しむ数論」
訳書
ピアソン桐原(旧ピアソンエデュケーション)より、「楕円曲線と 進アーベル表現」,「数のマジック」,「証明の楽しみ 基礎編・応用編」,「応用代数学入門」,「体験する幾何学」を刊行。「楕円曲線論概説 上・下」(シュプリンガー・ジャパン)「明解ガロア理論[原著第3 版]」(講談社)他
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